筋や関節の痛みの緩和に優れた手技療法
ABOUT
約100年の歴史を持つカイロプラクティックは人間の病を「部分」としてでなく、背骨と神経の関係を中心として捉えて骨格構造を整えます。薬物や外科(手術)に頼らず、手技によって人間本来が持つ自然治癒力を高めて不調を遠ざける自然療法の1つです。世界90か国で行われている療法で多くの国で法制化が進んでおり、欧米では一般の医師と同様の資格と地位が約束されています。
手技による人間本来が持つ自然治癒力を高める自然療法
カイロプラクティックの定義
カイロプラクティックとは哲学・科学・芸術の集まった自然の法則に沿った療法です。それは骨格構造、特に脊椎や骨盤に著われる異常に対して、手を用いて矯正(アジャスト)し、生体の神経生理機能の改善を図り、健康の回復と増進に寄与する学問と療法です。その専門家がカイロプラクターと呼ばれ欧米では一般の医師と同様の資格と地位が約束されています。このカイロプラクティックは米国のD.D.パーマーによって1895年に創始され、大正時代に日本に紹介されました。カイロは人間の病を「部分」としてでなく、背骨と神経の関係を中心とした「全体」として捉え、骨格構造を整える技法ですので、日本人の生活習慣を考えると今後カイロプラクティックの需要は高まることでしょう。
カイロプラクティックの歴史と発展
カイロプラクティックはアメリカで100年以上前にD.D.パーマー(D.D.Palmer)により発見された新しい医療です。カイロプラクティックとは、パーマーの患者であり友人でもあったサムエル・ウィード(Samual H.Weed)によって名づけられた言葉です。D.D.パーマーは9年間の間、人間の病気の根源を研究していました。D.D.パーマーは雑役夫をしていたハービー・リラード(Harvey Lillard)が、17年間耳が聞こえないことを知り、どうしてその様になったかを聞くと「17年前のある日、窮屈な姿勢で身をかがめた時、何かが背中を走るような感じがして、それっきり何も聞こえなくなった。」と答えました。D.D.パーマーはその時の状況に興味を持ち、リラードの脊柱を検査している時、椎骨に盛り上がり瘤が出来ているのを発見しました。
D.D.パーマーはその椎骨をもとに戻せば聴力が回復するのではないかと考え、リラードを説得して両手でその椎骨を押し込んだ瞬間、17年間失われていたリラードの聴力が回復しました。それが1895年9月18日のことであり、世界で最初にカイロプラクティックが誕生した瞬間です。
D.D.パーマーのカイロプラクターとしての人生は18年間と比較的短いものでありましたが、カイロプラクティックの発展に全てを捧げました。その意志は、息子でもあるB.J.パーマーに引き継がれ、孫のD.D.パーマー3世の時に科学的に認められ法制化されました。現在、認可されている18校の専門大学の卒業生は「脊椎の専門家」として、米国では数多くのカイロドクターが誕生しています。